長々と伸ばしていた髪の毛を切りたくて仕方がなかったが、シンガポールで日本人美容師がいたとしても、なかなか決心が付かなかった異国でのカット。

カーディフにはもちろん日本人のヘアスタイリストなどいない・・・

だいたい、日本でも相性と言うものがあり、なかなか思うようにしてくれる美容師さんには会えないものだ。

が・・・・

いつもなら、11月と2月に日本に帰り、最高でも8か月くらいの我慢ですむのだが、今回はイギリスへの引っ越しもあり帰ったのが年末。すでに11か月近くも伸ばし続けていた。

とりあえず、ひよひよになった毛先だけでも揃えてもらおうと、期待もせずにたまたま見つけたちょっとオシャレな美容院に旦那と一緒に行ったのだが・・・・

予約でかなりいっぱいらしく、それでも1時間半後なら・・・と2人分の予約を取ってくれた。

予約時間に行くと、さらにたくさんのお客さん。

ちょっとカーディフでは見かけない素敵女子もいるし、こりゃそんなに期待外れでもないな・・・・と期待を持ったのが間違いだった。

担当のお姉さんは早口で、どのくらいの長さにする?とか、分けの分からない専門用語らしき事を言い始め・・・
これではイカンと、5㎝くらい切って欲しいと髪の毛を持って長さを示した。

すると彼女が、この辺の長さはどうするの?と後ろ髪あたりを指差すから、同じ長さで・・・と言うと、えっ!!!全部同じ長さ!!??上の方は少し短くして3段階くらいに分けた方が良いんじゃない??
と提案した。

それってレイヤー入れるって事??
ほんまに出来るんか姉ちゃん!!!???

と・・・かなり訝しく思ったが・・・

とりあえず、じゃぁそうして・・・とお願いした。

もしかして、出来る子やったらラッキーやからだが・・・
念のため、とにかくちょっと切るだけでええから!と付け加えた。
もしもえらいこっちゃな頭になった場合、大砂さんが修復可能がくらいの長さを残しておきたかったからだ。

髪の毛を洗い、濡れたままカットが始まった。

ドライカットじゃないんかいっ!!??

もう何年振りやろ・・・・
髪の毛濡れたままかっとされるん・・・・

あまりに普通に始まったので、もしかして大砂さんも濡れたままやったっけ??と記憶に自信が無くなって来た。

ど素人の私だが、美容院の客としての歴史は長い。
だてに年をくっちゃねえ。

彼女の挟みさばきは明らかにぎこちない・・・・

あかんがな~~~~

期待せずきたが、一瞬期待してしまうと言う失態にさらにガッカリする。

そして、すごい速さで仕上げ、ドライヤーで乾かし、くるくるブラシでスタイリング始め、リクエストも聞かず独断で私の髪の毛をクルクル巻き始めた。

そしてこれでええ?と言われて鏡を見ると

こ・・・これはっ・・・

昔懐かしい聖子ちゃんカットやないか~い!!!

この年なって、聖子ちゃんカットを復活させるとは思わなかった・・・
なんでや・・・
なんでこの髪型をチョイスしたんや・・・
と、ふとお姉ちゃんを見ると

おんなじ髪型や~~~ん!
イチオシやったんかい・・・・

そして、お願いした長さよりもかなり短く切られており、幸いな事にしばらくするとそのセットされたカールは取れ、少しは自然になったが次の日からのセットにかかる時間が思いやられた。

お金を払う段になり、予約を取った時に前金を入れろと言われたので2人で28ポンドだけ払ってたので、清算してくれと旦那がレジに行くと、いやそれで全額やと言われた。

安っ!!!
と言って帰って来た旦那。
そう・・・・
おねえさんは、値段表の中で一番やすいトレーナーだったのだ。

予約を取ったハゲのオッサンはブロンドのおばちゃんを前にビダルサスーンのCMのようなカットを繰り広げていた。
それを見て技術の差が激しすぎるやん!とは思っていた。

が・・・それもそのはず値段の差に比例していたのだ。
すべてはそういう事やったんか・・・・。

そして、次の日・・・・

ここ何年んも大砂さんのミラクルカットに支えられていたので、夜髪の毛を乾かす時にある程度セットしていれば、朝酷い寝癖もなくまとめるのも簡単と言う日々を送ってきた。

久しぶりに毛先がバラバラに跳ねまくり、レイヤーなどは程遠いパッツンと切られたオカッパに近い毛先がアイロンでのスタイリングを跳ね除ける・・・・・

大砂さんなんとかなりますかねぇ~~(TT)

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