クリスマスパーティをするから集合や!
と、声をかけられたと旦那が言うので、集合してみた。
同チームの人の息子ネイサンが誕生日なので、彼の誕生日もまとめてするらしい。

同じチームの人達が住む町は隣のバリーなので、もちろんパーティはバリーで。

カーディフも首都と言う割には静かで地味な街だが、バリーはもっと地味。

会場はイタリアンレストラン。

言ってはなんだが、旨いかどうかは期待しない。

結論から言うとイギリススタンダードやった。

とにかく、みんなは飲めたらええねんから問題は全くない。

行きつけのパブで集合し、ビールを2パイントほどチャッチャと飲んでからイタリアンへ行った。

イギリス人と飲みに行くと常にこのスタイルやけど、これはホンマに勘弁して欲しい。

私はすこぶる炭酸に弱く、灼熱のシンガポールで喉がカラカラビールが旨い!!と言う環境ですら、2パイントの後半は胃袋がはち切れそうになり、まともにご飯が食べられなくなる。
そんな私が、このくそ寒いイギリスでビールがそんなに進むわけない。

彼らは基本食わずに飲むから、ビールで腹いっぱいになる事を厭わないのだ・・・と思っていたが、とんでもない。
しっかりパスタや肉やと食っても同じだけ飲むのだ。

毎度、一軒目のパブですでに白旗を上げている胃袋をかかえ、2軒目へ挑むので、胃への負担が半端ないのだ。

イタリア料理の店で飲み物を注文する時に、ほぼ全員が再びビールを注文する中、私はどうにかしてパスタが入る隙間を作らなくてはいけない!!と思い白ワインください・・・と注文した。

えぇ~~~!なんでぇ~~!!と私の隣で驚くマークに

アタシの胃袋はビール仕様になってないねん、炭酸をたくさん飲まれへんねん・・・・
と言うと

おまえこの前ギネスめっちゃ飲んでたんや~~ん!!!と言われた。

そう、こないだ参列した結婚式の時に、式が始まる前、式と食事会の間とみんなホテルのバーで飲んでるのだが、ギネスが好きだと言うとみんながこぞって私にギネスを買い与えてくれたので、まじめな日本人としては残しては申し訳ないと、ひたすら修行のように飲んでいたのだ。

昔、若い時に、あの店に行ったら酒が降ってくる!友達と通った居酒屋を思い出した。
そのカウンターだけの店でビールを最初の一本だけ注文した後は、あちらこちらに座ってるオヤジからガンガンにビールのお届けがあるのだ。
2回目以降は、常連のオヤジ達にすでに知り合い扱いされ、もちろん久しぶり!とビールが届く。料理はおでんとちょっとした小皿がしかない店だったので、1000円でおつりがくる。
なんとも素敵なお店やった。

・・・とにかく
あいつめちゃビール飲めるで!と、ガセネタを流されても困るので、そいつの口をふさぎ、グラスワイン大!と叫んでその場をしのいだ。

しかし、びっくりするのが、妊婦が1人いるのだが、彼女が酒を飲むわタバコを吸うわの大暴れな事である。

日本の妊婦が聞いたらひっくり返るやろな・・・と思いながら、イギリスの医者は酒とタバコはええって言うの?と妊婦に聞いてみた。

そしたら、隣でタバコを吸っていた旦那のベンが、アカンよ!と飛び出て来た。

ちょっとやったらええって言われてるねんけど・・・

こっちの医者はちょっとやったら酒もタバコもええでって言うんかっ!!!!!

さすが、酒に強い国の人や。
イタリアンレストランで赤ワインをがぶ飲みし、パブで再びウォッカを飲んでケロッとしてる彼女を見て、まぁアンタがええねんやったらええけど・・・・と思う。

ボクシングデーだけはしらふで過ごす事が決まってるらしいが、その他年末まで隙あらば飲んで暮らせる強靭な彼らの肝臓を、一軒目ですでに眠たくなってる旦那にたまに貸してやって欲しい・・・と願う嫁であった。

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