1週間延びたスキーだが、宿の主人せいちゃんが言うには、大雪の前日まではゲレンデは凍ってガリガリでコンディションは最悪だったらしく、雪でもどっかり振ってくれないと滑りにくいね・・と言っていたらしい。
雪は降ってくれてゲレンデ状態ほ良くなったが、想定外の大雪で客が来れなくなったと言うおまけつきだった。
もちろん、スキー場あたりはいつでも雪が降ってる状態なので困るわけもなく、困ったのは近隣の普段雪の降らない地域でドカ雪が降ったこと。
当日帰る予定だったお客さんは、途中高速道路で立ち往生し、食糧を調達するにもインターに雪で入れなくてと、かなり大変だったらしい。
私たちも名古屋までは行けたが、その先の長野へ向かう列車がすべて止っていた。
寸前のところで、せいちゃんがあ~ちゃんの携帯に大丈夫ですか?来れますか?と気を利かせてメールをくれたおかげで、大雪で列車が止まっている事に気付いた私たち。
メールがなければ、私とあ~ちゃんのばか能天気コンビは、なんも考えず名古屋まで行き、名古屋駅のビックカメラを見ながら呆然と立ちすくむ羽目になっていたところだ。
本当にせいちゃん(宿の主人)さまさまである。
そして、1週間延びたおかげで、面白い人たちに出くわした。
私たちのスキーも残すところ3日となった夜。
同じ宿に宿泊していて、隣のテーブルで晩御飯を食べていたおじちゃん2人。
熊本からやって来ているおじちゃん達は、くまモン知ってますかっ!!!???と話しかけてきた。
くまモンから始まり、よくよく話を聞いてみると、一人はスキーの先生、一人はボクササイズの先生。
そして、翌日合流する友達には、東京オリンピックの金メダリストがいると・・・・
はぁ???!!!
なんじゃこのおじちゃんたち。
翌日・・・・
迷惑じゃないから一緒に滑りましょう
と妙な誘い方をされ、一緒に滑ってみたら
いや・・・迷惑かけますわ・・・・
めちゃ上手い。
そらそうか・・・先生やもなんな・・・
選択権はおっちゃんらにあるわ。←まだ上から
そういえば、前の日の晩、彼女たちはお上手なんですか??と、宿の主人せいちゃんに聞いていた。
この主人、絶対ウソのつけない人で、私たちの事をお世辞にも手放しで上手い・・・とは言えなかったんだろう。
お上手ですか???の問いに
頷きながら
ええ、ええ、慣れてます!!!!
あたしら犬か・・・・・
要するに・・・
あ~噛まないから散歩に連れっててもダイジョブっすよ!!
と、せいちゃんからお墨付きを頂いたので、私たちを散歩に連れて行く事にしたんやな。
昼からは、ご機嫌のおじちゃん達に、紅一点J子さんと、金メダリスト含む 4人が加わり、元気満開チームが勢ぞろいした。
私たちが陰で金じいちゃんと呼んでいた、体操金メダリストの先生は、すごいバランス感覚で滑り降りてくる。
こぶこぶなどなんのその、横でひぃ~~~!!!と叫びながら滑っていく私に、何かあった時は救出しようと、ずっと後ろで待機していてくれた。
途中なんども小休憩を入れながら山頂から降りてくるのだが、その短い球形の間に汗だくでぜぇぜぇ言ってるのは、私とあ~ちゃんだけ。
そして、よくよく聞くと、体操の先生とその生徒の集まりらしい。
夜、ふきのとうがあるから、食べに来て下さいと言われ、豆腐に柚子味噌、カニ味噌、ふきのとう、くまモン饅頭をよばれ、次の日はスポーツ吹き矢を教えるので集合だと言われ、吹き矢を習った。
元体操の選手達は、遠征が多く慣れているのか、入り口に置いてあるスリッパもキッチリ並べられており、部屋もすっきり綺麗に片付いている。
元気で長生き。
太く長く。
が、私の座右の銘であるが、最高齢74歳のこのチームは到底及ばないが目標である。
私達は70歳超えてもスキーしてるやろか??
と、あ~ちゃん。
おじちゃん達の身体能力と運動神経には遠く及ばないが、安全で快適なスキーライフを出来るだけ長く送って行けたらええなぁ・・・・と思った今回のスキー合宿だった。
私たちが帰った次の日の快晴の写真をくまモンおじちゃんが送ってくれた。
スキーは上手くならないが、この雪景色を見るために毎年やって来てるような気がするなぁ。
ぽちしてぇ
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