ちょっと前、暇なので、なんとなく散歩がてら隣の町ペナースに行ってみた。

何てことはない、でも、こじんまりして良い街。

最初、カーディフではなく、ペナースに住もうと家を探していたが、条件にあう物件がなかったのか、なかなか中を見せてもらうまでもいかず、一軒素敵な家はあったが一足先に他の人に取られ、それ以外はエージェントの方からの連絡も皆無で諦めた。

ま・・・・今更ながら、素敵な場所やと思うが、田舎度はカーディフよりぐっと増す。

ペナースのハイストリートまで歩いて行ける所に住む以外は、田舎も田舎・・・小さい港町である。

なんかそれはあかん・・・・

どうも、賑やかな所に住みたい、生っ粋の都会っ子のようだ。

そう言えば・・・
友達で和歌山出身の子がいるが、すこぶる田舎に住んでいて、車は必須。
バス亭あるけどバス来るん？と聞いてしばかれた。

そんなところから大阪に出て来てるので、不便は平気。・・・と言うか、げっ！と言う場所でも、便利やん！と言う。

その友達の先輩でオカマバーのママは、
アンタ～街灯なんかめちゃえぐい間隔で立ってるわよ～！間に真っ暗な部分が入るねんからっ。
飲んだ帰りに大阪で３０分歩くのとウチの田舎で３０分歩くのとは大違いよ～！なっかなか家に着かんわよ～！と・・・自分の故郷を語る。

私の実家は、小、中学校の校区の中では一番不便な場所にあり、地下鉄まで歩いて１３分。

それだけで、めちゃくちゃ郊外に住んでる気になっていた。

同級生は、商店街で店をしてる家の子も多く、そうでなくてもその周辺に住んでいる子がほとんどで、同じ駅から１３分でも繁華街や住宅地を通っての１３分だが、うちの１３分は地下鉄の車両庫がど～～んとあってその横の道が延々とうちの住宅まで続く・・・と言う、なんや、工場地帯にポツンと突然住宅地があるような場所だったので、余計田舎感満載になった気がする。

が・・・とんでもない・・・

その和歌山の友達の家に遊びに行った時にホンマモンの田舎を見た。

夜は思いっきり真っ暗になるし、最近まで家に鍵かけたことない言うし、家はでかいし・・・


めちゃ田舎やろ～～！と言いながら意に介してない友達もカッコええが、友達が帰省したと噂が広まり、同級生が集まり、朝まで続く大宴会が始まったのもなかなかのもんやった。

私は小中の友達とはほぼ縁が切れていて、以前小中の友達とまだつるんでいるので、一緒に遊ぼうと誘われ飲み会に参加した事があったが、昔は悪かった自慢満載の成長してない軍団の話しを聞くのが痛々しく、それ以降連絡は取っていない・・・と言う悲しい経験がある。

なので、なんとなく、子供の頃の友達と仲良しが続いてると聞くと、そんな痛い感じか・・・と勝手に思い込んでいたが、彼らはめちゃめちゃオモロかった。

そして・・・
朝まで飲んで、明け方、昼からは海行くで！と言い捨て、三々五々帰って行き、再び車で迎えに来て海へ送り届けられ、本格的にビーチバレーをさせられた・・・・


ホンマモンのネット・・・
突然あげられるトス・・・
打て～～！！！と指示され・・・

アタックや～～～！！！！！
ジャンプや～～～！！！
と声が飛び交う・・・
生まれてから一度もアッタクした事ないねんけど・・・

た・・・・体力が・・・・

なんか分からんけど果てしない・・・ヤツらのパワーが果てしない・・・・

と、ヨレヨレになり、ビーチでのし烏賊状態になり、酒なら飲めるがその延長線上にビーチバレーはない！とひ弱な都会っ子ですからアピールを散々して帰って来た。

という出来事を思い出したペナース。

なぁんもない・・・と思っていたら、なんとなく入ったカフェが当たりやった。

  
この店、かなりの種類のお茶をおいてある。 

かわいらしいポットとボダムのカップでお茶が出てくる。

そして、ケーキがなかなか美味しかった。

旦那が切望するふわふわのスポンジケーキではなく、どっしりのパウンドケーキ系ではあるが、しっとり！
って・・・
それ普通やん・・・


ちが～～～う！！

パウンドケーキはしっとりしてるもんやけど・・・カーディフでは、口の中の水分全部持って行きやがる、パサパサのパウンドケーキが氾濫しているのだ。

 と、とてもまったりした時間を過ごし、暇を楽しんだ一日だった。

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